中小事業者にとって、BtoBの販路は安定しているが、大企業の下請けだと大きく利益が取れない、または、大企業の経営計画に影響されてしまう、という悩みをよく聞きます。
そういった中小事業者であっても、消費者に自社のプロダクトを直接届け、利益のとれるBtoCの販路を開拓する事業者もみられるようになってきました。そして、BtoCの販路を開拓するにあたってEC(イーコマース)を利用する事業者が増加しています。最近では、ECサイト・ネットショップを手軽に開設できますし、商圏も日本全国または海外(越境EC)と広がっています。
2016年6月に経済産業省から発表された「ECに関する市場調査結果」によりますと、2015年の日本国内BtoC-ECの市場規模は13.8兆円(前年比7.6%増)、越境ECの市場規模は、米国の消費者による日本事業者からの購入額は5,381億円(前年比10.5%増)、中国の消費者による日本事業者からの購入額は7,956億円(前年比31.2%増)となりました。
(参照元:経済産業省 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html )
しかし、ECサイト・ネットショップは参入障壁が比較的低いので競争は激化しており、勝ち残っていくことは簡単なことではありません。本来やるべきコア業務である➀お客様からの問い合わせへの対応、➁出荷手続、➂サイト管理(サイト更新、SEO、アクセス解析)、➃マーケティングなどやるべきことは沢山あります。
また、売上の計上や銀行口座、クレジットカードの決済システムからの入金を確認などの経理業務、税務申告も必ずやらなければならない業務です。しかし、取引量も多く、経理業務に時間をかけていられません。そこで、経理業務に関しては徹底した業務効率化を図り、上記のようなコア業務にもっと時間を割くべきです。
売上高、商品送料、各種手数料(決済手数料、振込手数料、事務手数料など)、銀行口座明細を自動で連携させ、経理業務を自動化・効率化してくれるクラウド会計ソフトは、EC事業者にとって大変有益な会計ソフトとなります。
受注から決済、アフターフォローまでのフルフィルメントをすべて自分でこなすことは、大変なことです。疲れてしまって、知らず知らずのうちに受注に力が入らなくなってくることもあると思います。売上のためにアクセルを踏みたいが、心理的にブレーキをかけている“金縛り”の状態です。
EC、ネット販売は業務が多岐にわたるため、業務フローを細分化し、自動化、外注化させることが、結果として効率的ですし、事業も拡大していきます。
以下、クラウド会計ソフトfreee、MFクラウドに連動しているモール、ショップをご紹介します。
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運営会社:Amazon.com(日本法人はアマゾンジャパン合同会社)
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freee、MFクラウドともYahoo!ショッピングの「プロフェッショナル」プランのみ対応可能。
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